始めに

ここでは主にエロゲの幼なじみヒロインについて個人的に思う事を
書きます。幼なじみに厳密な定義はなく 2 〜 7 歳くらいの頃から
男女問わず仲良くしており、今もその間柄が続いている関係が一応
目安らしいですが、それだと新旧を含めて一部の幼なじみヒロインが
該当しなくなるので、今回は幼なじみとエロゲ内で表現されたり
そう言った認識にあるヒロインについて書いていく事を予めご了承
下さいそれと、フレラバ 〜Friend to Lover〜 ピュア×コネクト
HaremKingdom -ハーレムキングダム- とらいあんぐるハート 3
あえて無視するキミとの未来 〜Relay broadcast〜 といった作品の
ネタバレ があるので、それが気になる方は回れ右でお願いします。
最後に言っておきますが、私は幼なじみという属性に強いこだわりを
持っている訳ではありません。あくまでフラットな視点で書くように
心掛けて書いたつもりですが、一部好きなヒロインが出てきている
作品については若干贔屓な内容になっている可能性がある事を
ご了承ください。

目次

1、エロゲヒロインにおける幼なじみについて
2、幼なじみヒロインの個別ルートの内容について
3、家族との違いについて
4、何故幼なじみヒロインは負けヒロインと呼ばれる事があるのか?
5、じゃあ、筆者の考える最高の幼なじみシナリオは?
6、まとめ

エロゲヒロインにおける幼なじみについて

大雑把に分類すると 2 種類になります。幼少期からゲームが始まる
まで、一緒に過ごしたパターンと幼少期は一緒で途中で何らかの形で
一度離れて、再び再会するパターンです。ここからは前者をA。
後者をBとしますが、Aではじっくりと関係を構築して、場合に
よっては既にヒロインの方は主人公が好きと言うのも珍しくはない
です。Bもそれは一緒ですが、離れた期間によっては関係の構築が
弱かったり、別に主人公の事を何とも想っていなかったりもします。
後はAとBに分類出来ないタイプもあったりします。例えば主人公や
ヒロインが何らかの理由で幼少期の記憶を失っていて、幼なじみと
言う事を忘れていたり、個別ルートに入るまで幼なじみと言う事に
気づかなかったりする場合もあります。更には、実は別人だったと
いうパターンもありますね。ただ、多くの幼なじみヒロインとの
やり取りでは幼少期の思い出やこれまでの関係性といった要素を
上手く使用しながらシナリオを作っている事が多いですね。

個別ルートの内容について

ヒロインの方は昔から主人公の事をずっと好きなのにもかかわらず
主人公の方はそれに気づかずに個別ルートの途中辺りで、ちょっと
した出来事でそれに気づく。その後、少し自分の気持ちに悩んだ後
ヒロインに告白する。告白に成功した後は恋人関係になった事で
発生するちょっとした出来事で 2 人の関係がギクシャクするけど
最終的に乗り越えて、改めて絆を確かめ合う。これは割とオーソ
ドックスな形なんで、付き合う前に大きな問題があったり、相手の
気持ちの気づき方が大問題だったりする事もあります。または
付き合ってから最後の最後で、あえて主人公と恋人関係にならない
ようにしていたり、主人公の事を考えて一線を引いていたって事を
知ったりするパターンもありますね。それから、互いに良く知る
関係だからこそ、2 人だけが知っている秘密の約束。あるいは場所。
そう言った物をシナリオ上の告白のきっかけや場所にしたりと言った
やり取りを取り入れている場合もあったりしますね。

家族との違いについて

家族というよりも妹ヒロインとの違いといった方がいいかもしれ
ないですね。妹ヒロイン自体について語ると長くなるので、別の
機会に十分な尺を取って書くことにしますので、ここでは省略
しますが、家族の様に近い関係でありながらも家族ではないので
恋人関係になる事への葛藤がない事が大きな違いですかね。まあ
場合によってはややこしい関係性でそういった葛藤をシナリオの
主軸にしている場合もありますけどね。

何故負けヒロインと呼ばれる事がある事について

幼なじみヒロインというのは家族以外で主人公が初めて出会う異性と
いう事が多いです。それ故にいるのが当たり前。だからこそ、違う
ヒロインと結ばれた時に当たり前が当たり前でなくなる。一種の
喪失感 とでもいうべき気持ち。そして幼なじみヒロインの側の
失恋描写 は長年の積み重ねによる 重み。作品によってはこれらの
描写をしっかりとしている場合も多いので印象に残りやすく、その
ために負けヒロインと呼ばれる事があるのではないかというのが
私の考えです。 あえて無視するキミとの未来 〜Relay broadcast〜
では幼なじみヒロインの計が他のヒロインの個別ルートに入る場合に
短いですが、彼女の放つ言葉は結構心に来た記憶がありますね。

じゃあ、筆者の考える最高の幼なじみシナリオは?

フレラバ 〜Friend to Lover〜 の陽茉莉の個別ルート。私がプレイ
した中ではこのシナリオが今の所の最高評価です。主人公と幼なじみ
ヒロインの陽茉莉との関係は、上で書いた分類だとBになります。
個別ルートに至るまでの過程も素晴らしいですが、個別ルート終盤の
幼なじみからフラットな関係に戻り、また好きになる。この描写の
仕方は一種の幼なじみシナリオの革命ともいってよい内容だと私は
思います。幼なじみのヒロインが主人公を意識しだして引っ越しを
きっかけに意図的に一度距離を取る。するとそれまでの感情が一度
フラットに戻る。しかし学園で再会して距離が縮まり、再び意識
しだして、それが好きと言う感情になる。ある意味での理想にして
原点とでも言うべき展開ですが、これこそが幼なじみシナリオの
完成形 だと思っています。

まとめ

リアルでの境遇から幼なじみヒロインは苦手だと言う人もいるかも
知れません。ここまで書いておきながら再度言っておきますが、私は
別に、幼なじみという属性に強いこだわりを持っているという訳では
ありません。ですが、幼なじみだからこそ出せるヒロインと主人公
との 関係性。これは人によっては尊く、また神聖に感じる人がいる
事も事実です。エロゲでは幼なじみヒロインが今後も多く登場する
以上は一度、幼なじみヒロインについて考えてみるのも悪くないと
私は思います。といった所でまとめとさせていただきます。

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